はじめに
社会人になると、企業のPCやネットワークを使うことが増えます。
しかし、セキュリティ意識が低いと、情報漏えいやウイルス感染のリスクが高まり、企業に大きな損害を与える可能性 もあります。
そこで今回は、新社会人が最低限 押さえておくべきセキュリティ対策 について解説します。
1. 強固なパスワード管理を徹底しよう
「面倒だから同じパスワードを使い回している…」 そんな習慣は今すぐやめましょう!
✅ パスワード設定のポイント
✔ 英数字+記号を組み合わせる(例: Xy!9$zP2)
✔ 8文字以上が推奨、可能なら12文字以上
✔ 辞書に載っている単語や「123456」はNG
✔ アカウントごとに異なるパスワードを設定
💡 補足:パスワード管理が面倒な人へ
→ 「パスワード管理ツール(1Password, Bitwarden など)」を活用 すると、複雑なパスワードを自動で管理できます!
2. フィッシング詐欺・不審メールに注意!
企業のメールアドレスを狙った フィッシング詐欺(なりすましメール) が急増中です。
❌ こんなメールは要注意!
🚨 「アカウントが停止されます」 など緊急を装う内容
🚨 送信元のアドレスが怪しい(@random-mail.com など)
🚨 添付ファイル(ZIP, EXE, Word, Excelなど)がついている
🚨 不審なURLが記載されている
💡 補足:対策方法
- リンクをクリックする前にURLを確認(公式サイトかどうか)
- 添付ファイルを開く前に上司やIT部門に相談
- 送信元に心当たりがないメールは即削除
3. 業務データの取り扱いに気をつけよう
会社の機密情報が外部に漏れないように、以下のポイントを守りましょう!
✅ 社外でのUSBメモリや外付けHDDの使用を避ける
✅ 社内データはクラウドストレージ(Google Drive, OneDrive など)で管理
✅ 仕事用PCを私用で使わない(SNS・フリーWi-Fiへの接続は特に注意)
✅ 紙の資料もシュレッダー処理を徹底
4. フリーWi-Fiを使わない!VPNを活用しよう
カフェや駅の無料Wi-Fiを仕事で使うのはNG!
暗号化されていないネットワークでは、第三者にデータを盗まれるリスクがあります。
✅ 社用PC・スマホは会社が指定するネットワークのみ使用
✅ VPN(仮想プライベートネットワーク)を活用して安全に接続
💡 補足:VPNとは?
VPNを使うと、インターネット通信が暗号化され、第三者にデータを盗み見られるリスクを防げます。
5. ソフトウェア・OSの更新は必ず実施
「更新は後でいいや…」と放置していませんか?
OSやソフトウェアのアップデートには セキュリティの脆弱性を修正するパッチ が含まれています。
✅ Windows・Macの最新アップデートを適用
✅ ウイルス対策ソフトの定期スキャンを実施
✅ 仕事で使うアプリも常に最新版に更新
まとめ:これだけは守ろう!
セキュリティ対策 | ポイント |
---|---|
パスワード管理 | 複雑なパスワードを設定、使い回し禁止 |
フィッシング詐欺対策 | 不審メール・怪しいリンクは開かない |
データの適切な管理 | USBメモリや外部HDDの使用を避ける |
フリーWi-Fiの回避 | VPNを使って安全に通信する |
ソフトウェア更新 | OSやウイルス対策ソフトを最新の状態に |
企業の情報を守るためにも、日頃からセキュリティ意識を持つことが大切 です。
ちょっとした油断が大きなトラブルにつながる ので、基本ルールをしっかり守りましょう!
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